こんにちは。中浜です。
モダニズム建築の宝塚ホテルが老朽化で閉館。
すっかり更地になってしまい、次の建築物に向けて工事が着々と進んでいます。
仕事の合間に途中下車をして、新しい宝塚ホテルも見に行きました。
残念ながら中まで入る時間はなかったですが、
阪急宝塚駅すぐの花のみち沿いにそれはありました。
やはり、旧宝塚ホテルの方が好みだな…
ノスタルジックな気持ちに浸りながら、阪急今津線に乗車。
実はこの路線には私が心を動かされる建物が他にもあります。
建築家の村野藤吾さんが設計された「カトリック宝塚教会」。
村野藤吾さんといえば、阪神梅田本店の前にそびえたつ「吸気塔」を思い出します。
近未来的なシルバーのそびえたつ3本の塔。
いったいこれはなんだろうと不思議に思ったものでした。
地下街に空気を取り入れる為のものと知ったのはずいぶん経ってから。
実用と芸術を兼ね備えたかっこいい建物です。
そんな村野さん設計の協会は、
美しい曲線と白く高くそびえる塔、その塔の頂に十字架がある建物です。
大海原を泳ぐ白いクジラをイメージしたデザインだそうで、
宝塚駅側が頭で西宮北口側の尖ったところがしっぽなのだろうかと、
電車に揺られながら想像が膨らみます。
阪急逆瀬川駅~宝塚南口駅の間の線路沿いに建っているため、
座席に座ると残念ながら塔の頂が途切れて見えません。
塔の先端まで見るために、可能な限り扉近くに立ち、頂上まで眺めるのを楽しみにしています。