こんにちは。中浜です。
少し前の話になりますが、大阪中之島美術館で開催された「歌川国芳展」に妻と行きました。
江戸時代末期の浮世絵師として名高い国芳の作品を一堂に見られる貴重な機会で、大阪では13年ぶりの大規模個展です。
総作品数は400点!
会場は多くの来場者でにぎわっていました。日本らしい浮世絵の展示だからか、外国人観光客も多く来場されていました。
展示はテーマごとに構成されており、まず目を引いたのは、巨大な髑髏を描いた作品「相馬の古内裏」。その迫力は圧巻で、骸骨の表情や構図のダイナミックさに思わず足を止めて見入ってしまいました。怖さの中にどこかユーモアも感じられ、国芳らしい世界観が存分に表れていました。
また、国芳が得意とした戯画や風刺画も多数展示されており、当時の庶民の生活や風習がユーモラスに描かれていて、思わず笑ってしまう作品もありました。
「金魚づくし」や「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」など、今見ても新鮮で、現代の漫画やアニメにも通じる表現力の高さを感じました。版画の色彩も非常に美しく、当時の技術力の高さに驚かされました。
会場内にはミュージアムショップも併設されており、国芳の代表作を使ったクリアファイルやポストカードなど、お土産も豊富でした。
妻が欲しいというので、「里すゞめねぐらの仮宿」の図柄が使われたノートと、国芳の好きな猫が描かれたクッキーを購入。カプセルトイを作らせると右に出る会社はないんじゃないかと思われる海洋堂が製造した金魚づくしの「酒のざしき」も購入しました。
素晴らしい技術力と、美人画からとんちの効いた作品までどれも素晴らしかった。
また、機会があれば浮世絵の展覧会に行ってみたいものです。